あの月に向かって打て



スポーツは麻薬である

勝手に考えた言葉だが、それほどの魔力がある。あれほど苦しかったクラブを卒業して十数年。それでもボールを触ると笑顔がこぼれる。しかし不思議な事がある。あれほど時間が経っているのに、プレーは今の方が冴えている気がする。おそらく当時できなかった事が、時間が経つにつれ自分の頭の中で洗練されているのであろう。それがわりと、ちょっとした練習で出来るようになったりする。今の方がいいんじゃないか? 今でも出来るんじゃないか? 本気でそう思う。その考えは正しいのであろうか?

その答えは、テレビが教えてくれる事がある。一度引退したボクサーが、時間を置いてリングに戻ってくる。おそらく一度一線を退いて、時間がゆっくり流れていく中で洗練された、熟成された自分のプランがそっとノックするのであろう。肉体の衰えが、熟成した技術に凌駕されているのだ。多くの場合は失敗の末路をたどることとなる。しかも彼らは、再度夢破れてもリングに戻ってくる。

彼らほどの才能は無いにしても、同じような錯覚を我々も起こす。そうか、これは麻薬ではないな。麻薬の逆だ。離れているときほど気持ち良く、戻ってくると苦しくなる。

「スポーツは魔薬である」

今の私? 確かに当時出来なかった小技はできるようになった。しかし、テクニックはおっさんを上回ってくれない。まして当時と比べ20kgのハンデを背負ってなど。
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by mau46 | 2005-10-05 23:43 | スポーツ
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