あの月に向かって打て



お単細胞

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お単細胞な私はモータースポーツに関してリクエストが挙がると、すぐに喜んでキーボードをたたき始めている。読者の皆さんは私がサッカー・野球・ボクシングしか知らないとお思いでしょうが、実はわりと色んなスポーツをつまみ食いしているのだ。

私はF1が好きだった。特に好きだった頃は、鈴木亜久利がザクスピードヤマハで予備予選を落ちまくっていた頃。また、水平対向12気筒というわけのわからない神秘的なエンジンに胸をときめかせてみたりもした。高校の時には自分のチャリンコにベネトンのステッカーを貼り、『ベネトンB191(当時の最新鋭+1) エンジン 俺』などとほざきながら他の生徒を追い抜いて走っていたころもあった。

そんな私がF1を見なくなったのはいつ頃だろうか。それはおそらくアイルトン=セナが亡くなった時に重なると思う。不可解だった。ベルガーが炎に包まれても死ななかったのにどうして… そんな思いだった。一人のスーパースターがいなくなってしまうと、ぽっかり穴があいたようで見なくなってしまった。引退ならまだよかったが、死んでしまうとは。現在のF1は安全重視ではなかったのか?そのための毎度毎度のレギュレーション変更ではなかったのか?

レギュレーションの変更… F1に興味が薄れた理由はそこにも大きくある。これには納得がいかなかった。例えば、HONDAエンジンが16戦中15勝すればHONDAが得意としていたターボエンジンを廃止にしてみたり、ウィリアムスがアクティブサスペンションを導入し、抜群の強さを発揮してシーズンを終えればすぐに廃止にしてみたり、どうもレギュレーションが変更されすぎる気がしていた。私がよく見ていた90年代の頃と比べれば、マシンは全く別物になってしまっている。80年代のマシンと90年代のマシンはさして大きく違いはないであろうが、ここしばらくの変更はすさまじい。そこにはファンが介在していないように思える。ターボ廃止になり、HONDAエンジンの圧倒的強さがなくなり、エンジンの性能はほぼ平均化された。それでもHONDA V10は最高のパフォーマンスを発揮したが… しかしこれで日本のHONDAファンはかなり嫌気がさしたのではないか?

例えば、スキーのノルディック複合競技で日本チームのジャンプが圧倒的に強いとみるや突然のルール変更である。ジャンパーの身長に対して一定の長さのスキー板しか装着してはならない。これはF1でいうレギュレーションの変更だ。これで日本勢はその圧倒的な強さを奪われた。ヨーロッパ主導のスポーツには常にこの問題が付きまとう気がする。

レギュレーションの変更は頻繁に行われ、その波に乗れないチームは簡単に沈んでしまう。フェラーリが今期振るわなかったのもこれが理由なのであろう。レギュレーションに振り回されることは数多い。敵は人間でなくレギュレーションかもしれない。

ネガティブな話はこれくらいにして、では、おもしろいレースとは何であろうか? 抜きつ抜かれつのデッドヒートだろうか。怒られそうだが、実は私が一番興奮したのはクラッシュシーンだった。派手なクラッシュシーンがあれば興奮していた。もちろんドライバーの安全を気遣っていたのは当然だが… 実はF1ではあまり抜きつ抜かれつのデッドヒートというのはない。モナコグランプリでセナとマンセルが見せた、残り5週のデッドヒートなど、これから10年たっても見ることはないだろう。ただひたすら周回を重ねていくなかで、視聴者の目を覚まさせるのがクラッシュシーンだ。これを楽しめるのも安全性を最重視したマシン設計があるわけで、その裏打ちなしではとても怖くて見ることができない。あとは市街地コースでのレースだ。有名なモナコをはじめ、スパ・フランコルシャン、フェニックス(古いな)など、魅力的な市街地コースは喜んで見たものだ。

そうだ。日本グランプリを2回開催して、鈴鹿サーキットと、どこかの市街地あたりで行ってはどうだろうか?映画ゴジラで、ゴジラに破壊されたビルや会社は非常に良い広告になるそうだ。まるで岸和田のだんじり祭りのように日本の市街地をF1が疾走する。クラッシュした場所などは確実に名所になる。これが実際に行われるとなると読者の皆さん心が弾みませんか?マラソンができるのであれば、F1も… 簡単ではない事はわかるが、これくらいのインパクトを与えても良いのではないか? F1大阪グランプリを開催して阪神高速をサーキットにする。ビル街にあるから、広告料もバンバン入ってくる。夜中に阪神高速を無謀運転している輩に圧倒的な差を見せ付けてやればよいのだ。昔、中島悟は言っていた。「峠を走ったりはしなかった。群れて走っている連中って結局は遅いでしょ?」差を見せ付けられて真似をするのも出てきそうだが… 毎年年末に無駄な工事を行って国の予算を浪費するくらいなら、F1が走れる位の高速道路を毎年整備すればよいのだ。それなら国民も納得がいく。なぜかと言えばF1は非常にデリケートで、ちょっとでも路面がバンピーであったりすると、とたんにダウンフォースを失って木の葉の様に舞ってしまう。だから、国の予算で高速道路を『F1でも走れるくらい美しく』補修すればよいのだ。サービスエリアがピットになっていたり、途中高速を降りて一般道を走れば、コース折り返し地点になっていたりなどおもしろそうだと思う。

マシンのレギュレーションは変わっても、コースのレギュレーションはさほど変わらない。それならいっそのこと、コースに革命を起こせばよいのではないか。これが私のアイディアだ。視聴者がいつも走っている道路をF1が走るのであれば、必ず見るだろう。今まで考えたことはないですか?「ここから関空(目的地はどこでも良いが)まで、F1だったら何分で着くんだろう?」と。その答えを出してくれるのだ。こういった視聴者との距離を縮めることが大切だと思う。このままでは、WRCに取って代わられるかもしれない。WRCは観客の目の前をマシンが疾走していく。

このコラムを読むと、モータースポーツファンから怒られるかもしれないが、今まで当然としてあったカタチを壊すような別の観点も大切だと筆者は思う。スポーツ観戦者は「わかっている人」より「わかってない人」の方が多いのだから。

すぐに喜んでリクエストに応えようとする、お単細胞の思いつくままにF1に関してのコラムを書いてみました。Raikkoさん、怒らないでくださいね。

最後に、F1とインディを戦わせてみたいと思いませんか? どちらが速いのですか? モータースポーツファンの皆様、教えてください。
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by mau46 | 2005-10-21 15:09 | スポーツ
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