あの月に向かって打て



戦評 6月17日

○ ポルトガルVSイラン (2-0)

誰かが不調な場合、誰かが補う。そんな試合だった。勝ち点的に余裕のあるポルトガルは自分のペースで攻めれば良い。一方1試合目を落としているイランは何がなんでも勝ち点が欲しいところ。ポルトガルはボールをキープさえしていれば負ける事はない。そんなのらりくらりした中で帰ってきた千両役者のデコが先制点を挙げる。この大会の特徴としてペナルティエリア外のミドルが入る傾向にある。使用されているボールは縫い目が少なく空気抵抗が減っている。その分ボールが回転しにくく、飛びやすい。さらに急激に変化することもあり、キーパー泣かせといえる。磐石の状態で、その後のポルトガルのPKはおまけのようなものだった。しかしイランの守りや攻めには注目する部分も多い。魂のこもったぶ厚い守りや攻めは日本のかなうモノではない。アジアのレベルアップを感じると共に、日本の慢心してきた態度が如実に出てきている。


○ チェコVSガーナ (0-2)

ワールドカップは過酷な戦いだ。各国の誇りを背負ってそれぞれやってくる。
そんな中で飛車角を落として勝てる程、甘いものではない。
エースのFW2人をケガで欠いたチェコは前半2分、電光石火の失点を食らう。
前試合で奮迅の働きだったロシツキーが焦る。彼の空回りはチェコの動揺を物語っていた。
なすすべなく初出場ガーナのパンチをまともに食らう展開。そんな中で悲劇は終わらない。痛恨のPK。さらに一人退場。
しかし歓喜のガーナはPKを外す失態。その時女神はチェコに目配せしたが、それは何の意味だったのか。
思わせぶりな女神はガーナに無情の決勝点を与えてしまう。
勝負あり。

○ イタリアVSアメリカ (1-1)

スペインVSウクライナ戦でも述べたが、審判は試合の指揮者である。その指揮を誤るとゲームは破綻する。
その2例目だった。
先制点はイタリア。ピルロからの美しいFKから大舞台で力の出ないジラルディーノがヘッド。
アメリカの攻撃がイタリアの自殺点を誘い同点。
試合はこれからおもしろくなるハズだった。
しかし直後にイタリアに退場者が出る。数的優位に立ったアメリカだが、立て続けに2人の退場者を出す。
確かに審判の目の前でファールをしたのはマズイ。
しかし、それにカードを出すとどういったゲーム展開になるか、その責任を負うのも審判である。忠実に任務を遂行するのも一つだが、ゲームを台無しにしないようレッドを出さずにゲームを締めるのも審判の役目と言えよう。
結果はアメリカの頑張りもあり同点。キーパーの冴えは一級品だった。しかし一度もディフェンスラインを破られなかったイタリアディフェンスも次に期待のできる出来だった。
ただし、アメリカの幻の勝ち越し点は本当にオフサイドかは疑わしい。



何はともあれ、死のグループは決着がほぼついたが、
このEグループは終わらない。終わらせてくれない。
この激戦を牛耳るのはどのチームか。
グループリーグで燃え尽きてしまわない事を願う・・・

今日は日本VSクロアチア戦。

小笠原が出るとかどうだとか言ってるけど、
正直どうでも良い。
要は攻める気持ちが折れないか、である。

攻める気持ちはきっと見ている我々のハートを揺さぶるだろう。
今日の日本代表の試合の構えがこれからの日本の未来を映してくれる。
結果だけではない。ハートだ。



子供が真似したくなるようなサッカーを見せてくれ。
子供に“逃げ”を教えるな!!!!!

何度も言う、
「4点取られても5点取り返すサッカーをしろ!!!」
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by mau46 | 2006-06-18 20:02 | スポーツ
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