あの月に向かって打て



戦評 6月19日

○ トーゴVSスイス (0-2)

アフリカンサッカーは身体能力を活かす、我々には到底不可能なサッカーを披露する。それは多いな魅力であり、ダイナミックさには目を奪われる。
しかしその身体能力に頼るサッカーのため、戦術的な部分で稚拙さが顔を出すことも多い。
それが一点目の失点だ。スイスのクロス(センタリング)をあげる選手とゴール前にいる選手に目を奪われ、逆サイドから上がってきていた選手に目がいかない。結局その選手にクロスを折り返されゴール前の選手が得点。ボールとボールを持った選手を追ってしまうのが弱点だ。その後も追加点を許しトーゴは散ったが、アデバヨールなどの非常に高いポテンシャルを持った選手はまたもう一度見たくなる。可能性の宝庫である。

○ サウジアラビアVSウクライナ (0-4)

スペインに誇りを打ち砕かれたウクライナ。しかしむしろあの敗戦はウクライナの闘志に火を着けてしまっただけだった。
それはエースのシェフチェンコを目覚めさせるのに十分な刺激だったようだ。試合開始から彼らの目は違った。FWもDFも関係なく、強烈なプレスをかけサウジからボールを略奪する。中でもヴォローニンの運動力が目を惹いた。スペイン戦での4失点完封負けをチャラにする勝利。サウジはウクライナの迫力に圧倒されてしまった。しかし彼らの運動量も素晴らしく。アジア代表たる所以を見せてくれた。

○ スペインVSチュニジア (3-1)

まさかの試合開始8分でのチュニジアのゴール。
出鼻をくじかれたスペインはいつもの姿が顔を出す。
「弱虫スペイン」
彼らは大舞台で活躍できない運命にあった。無敵で予選を突破しても本戦で簡単に敗退してしまう。
そんな弱虫が顔を出しかけたが、今回は違った。
後半突入と同時にルイス=アラゴネス監督はより攻撃的な選手を一気に2人投入する。そして続けて同じく攻撃的選手を投入。このダイナミックな選手の交代が功を奏した。
今までのスペインを脱却する逆転勝ち。
2点目は圧巻だった。18歳のセスクから21歳のフェルナンド=トーレスへ。スペインの新星のゴールは明るい未来を照らしてくれた。
スペイン、ひょっとしたらひょっとするかもしれない。
弱虫さえ顔を出さなければ・・・



ウクライナの闘志。スペインの大胆な選手交代からの逆転劇。
どのチームにもあるのが、「勝ちたい気持ち」である。
そこに勝利が見えるから彼らはいつも以上の力を発揮する。

彼らは勝ちにハングリーなのだ。いつでも空腹なのである。
日本にその意志があるか?韓国のように諦めないサッカーをする『ど根性』があるか?
試合しながらエクスキューズを考えていないことを望む。

今日から1日4試合の日程に突入する。
物理的に観れない試合も出てくる。
非常に困ったものだ。
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by mau46 | 2006-06-22 13:01 | スポーツ
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