あの月に向かって打て



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戦評 6月18日

○ ブラジルVSオーストラリア (2-0)

スペクタクルなサッカーを展開することのできなブラジル。元凶はたった一つ。ロナウドだ。パヘイラ監督はロナウドにワールドカップ通算得点王を獲らせたい温情でスターティングメンバーに選んでいるが、それももう限界だろう。
コンディションの悪さは際立っている。そのため他のメンバーにまで影響がでている。コンビのアドリアーノもロナウドに引きずられ調子が出ない。全体的に重いムードの中、ロナウドに代わって出場したロビーニョがブラジルの雰囲気をサンバに変えた。リズムの出たブラジルは追加点を奪ってオーストラリアに勝利しトーナメント出場を決めた。
一方オーストラリアは、全体的に良いサッカーをする。ブラジルのゴールを脅かすシーンも数度あった。
彼らは次のワールドカップからアジアと同じグループに入ると思うと恐ろしい。
いや、いっその事次回出られない方が良い薬になるのでは??
不謹慎か・・・・

○ フランスVS韓国 (1-1)

98年の決勝戦以来ワールドカップで点を獲っていないフランス。深刻な得点力不足は日本とは比べられない。
つまり日本は元々点数など取れないわけで、フランスは強力なFWがいるにも関わらず取れない。その方が問題である。
しかし前半絶対的なエースのアンリが美しいトラップから落ち着いてゴールを決めた。このゴールシーンまでの流れを是非機会があったら見てもらいたい。全く無駄の無い、完璧な動きである。
その後フランスは中盤でゲームをコントロールする。
完璧なゲーム運びで中盤より後ろに韓国の攻撃を通さない。それほど鉄壁だった。
しかし後半終了間際。韓国の起死回生の同点弾が決まる。
私が思うに、フランスはあまりの中盤の出来の良さに酔ってしまったのではないか?
そこに終盤落とし穴があったように思う。
とは言っても、そこでゴールを決めた韓国攻撃陣は素晴らしい。
韓国はもうヨーロッパや南米を見ている。彼らはもう日本を見ていない。


ついにきたロナウド落陽。
なぜ今まで誰も言わなかったのか不思議でしかたなかった。
2002年の頃でも得点王になりはしたが、全盛期の動きはまるで無い。あたかも過去の産物でなんとかやりくりしていた、という印象だった。
怪物ロナウド。今は完全に家畜のロナウドといったところか・・・

オーストラリアや韓国を見ていると、正直日本はワールドカップに出る資格はないのかな、と思う。
イランにしてもサウジにしてもそうだ。彼らの魂のこもったプレーは見ているものを熱くする。

日本はどうだ?
マスコミは川口を絶賛しているけど、その前の決定的な宮本のディフェンスのミスには目もくれない。
福西のズルズルディフェンスにも言及しない。
等身大の日本を見れていない以上、この国に成長は無い。

選手をアイドル化(してたよね?ディフェンダー!)して、またそれに乗っている国民も何を考えているのか?
本質を見ることのできない人間達がこの国のサッカーをダメにする。
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by mau46 | 2006-06-22 13:00 | スポーツ

日本対クロアチア 戦評

グループリーグ突破には今日の勝利が不可欠な日本。

ヨーロッパの強豪クロアチアを倒すためには、勇気を持った攻撃が必要である。
そして、1本でも多いシュートを。

にも関わらず、宮本を中心とするバックライン、一番後ろのディフェンスラインがあまりにも下がりすぎている。
バックラインが下がれば中盤との間にそれだけスペースが空くわけで、当然クロアチアはそのスペースを狙ってくる。

そんな弱気なディフェンス状況の中で、もっと決定的な弱さがあった。中盤の底のポジションである福西だ。
1戦目の敗戦では個人名を挙げることを避けたが、2戦目でも同じウィークポイントを突かれたため、敢えて挙げてみようと思う。
その空いたスペースにクロアチアがパスを供給するわけだが、そこをカバーするハズの福西が全く機能しない。
簡単にクロアチアの攻撃陣を突破させてしまう。本来の彼の仕事は相手の攻撃に対していかに時間をかけさせるかである。
そのタイムロスにより、日本はディフェンスに戻ってくることができる。
1戦目ではスタミナ切れか、歩く様子も目立ったが、今日はひどかった。マークにつく気があるのか、最初から諦めているのか、完全に消極的なプレーに見えたのは私だけであろうか。

また、クロアチアに決定的なPKを与えてしまったシーンも宮本がポジショニングで勝っていたのにも関わらず、簡単に体を入れ替えられて、思わず後ろからファール。
Jリーグの低レベルでは味わったことのないプレッシャーだったのであろうが、「守れた!」という気持ちの緩みが瞬間的に彼の脳裏をよぎったのかもしれない。
PKは川口が神がかったセーブを見せ、事なきを得たのであるが・・・
あのシーンは重要なシーンだと思う。

こうなれば勝てる要素がないわけだが、ゴールの匂いを感じるシーンはあった。
しかしやはりナカタだ。
彼のミドルシュートがクロアチアゴールを脅かす。また小笠原のミドルも良かったと思われた。

重症はFWである。何の仕事も出来ていない。
気持ちがこもっていない。
試合を観戦した方々は、心を打たれるシーンがあったであろうか。

試合の組み立ても工夫が無い。
相変わらずサイドチェンジもワンツーも無い。

唯一のワンツーでカジがつくったチャンスを柳沢が台無しにする。
その柳沢と交代した玉田もシュートチャンスにパスを出す失態を演じる。
一体1戦目で何を見ていたのか・・・サッカーに対する姿勢を疑う。

マスコミは
「勝ち点1を獲得し、グループリーグ突破の可能性を残した」と言っているが全くの間違いで、
「勝ち点3を失った」
もしくは、
「勝ち点2を損した」
となぜ言わないか!まだこの試合結果に温情をかけるのか!

ジーコの選手起用に関しては何も言うまい。選手に気持ちが入っていないのが問題だ。



日本人は考え直して欲しい。
これが今までチヤホヤされてきたJリーグの実力なのだ。
甘ちゃんサッカーの実態なのだ。

日本サポーターの現実として恐怖したのは、
試合終了後に映った応援席で嬉しそうに笑顔でいた日本人サポーターがいた。
もしあの映像が世界に流れていたのであれば、世界に対する日本の恥である。

ドイツに行っているサポーターもこの程度の気持ちの人間が行っているのである。もちろん全てではないのはわかっているが、こういった生き物もいるのも現実である。

この試合を見て、「よくやった!」「おもしろかった!」と言えるか?
日本を愛するのであれば、国民一人一人が立ち上がれ!

Jサポーター、仲良しごっこサッカーが君達の望みかい?
いつまで井の中でピチャピチャ水遊びをしているんだ?

もっとクオリティの高いプレーを要求せよ!
韓国の尻尾はもう見えなくなってしまった。

拍手で日本代表を迎えるようになったら終わりだな。


P.S. 忘れてもらっちゃいけませんが、この大会で日本はまだ1点も入れてません。
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by mau46 | 2006-06-19 14:20 | スポーツ

戦評 6月17日

○ ポルトガルVSイラン (2-0)

誰かが不調な場合、誰かが補う。そんな試合だった。勝ち点的に余裕のあるポルトガルは自分のペースで攻めれば良い。一方1試合目を落としているイランは何がなんでも勝ち点が欲しいところ。ポルトガルはボールをキープさえしていれば負ける事はない。そんなのらりくらりした中で帰ってきた千両役者のデコが先制点を挙げる。この大会の特徴としてペナルティエリア外のミドルが入る傾向にある。使用されているボールは縫い目が少なく空気抵抗が減っている。その分ボールが回転しにくく、飛びやすい。さらに急激に変化することもあり、キーパー泣かせといえる。磐石の状態で、その後のポルトガルのPKはおまけのようなものだった。しかしイランの守りや攻めには注目する部分も多い。魂のこもったぶ厚い守りや攻めは日本のかなうモノではない。アジアのレベルアップを感じると共に、日本の慢心してきた態度が如実に出てきている。


○ チェコVSガーナ (0-2)

ワールドカップは過酷な戦いだ。各国の誇りを背負ってそれぞれやってくる。
そんな中で飛車角を落として勝てる程、甘いものではない。
エースのFW2人をケガで欠いたチェコは前半2分、電光石火の失点を食らう。
前試合で奮迅の働きだったロシツキーが焦る。彼の空回りはチェコの動揺を物語っていた。
なすすべなく初出場ガーナのパンチをまともに食らう展開。そんな中で悲劇は終わらない。痛恨のPK。さらに一人退場。
しかし歓喜のガーナはPKを外す失態。その時女神はチェコに目配せしたが、それは何の意味だったのか。
思わせぶりな女神はガーナに無情の決勝点を与えてしまう。
勝負あり。

○ イタリアVSアメリカ (1-1)

スペインVSウクライナ戦でも述べたが、審判は試合の指揮者である。その指揮を誤るとゲームは破綻する。
その2例目だった。
先制点はイタリア。ピルロからの美しいFKから大舞台で力の出ないジラルディーノがヘッド。
アメリカの攻撃がイタリアの自殺点を誘い同点。
試合はこれからおもしろくなるハズだった。
しかし直後にイタリアに退場者が出る。数的優位に立ったアメリカだが、立て続けに2人の退場者を出す。
確かに審判の目の前でファールをしたのはマズイ。
しかし、それにカードを出すとどういったゲーム展開になるか、その責任を負うのも審判である。忠実に任務を遂行するのも一つだが、ゲームを台無しにしないようレッドを出さずにゲームを締めるのも審判の役目と言えよう。
結果はアメリカの頑張りもあり同点。キーパーの冴えは一級品だった。しかし一度もディフェンスラインを破られなかったイタリアディフェンスも次に期待のできる出来だった。
ただし、アメリカの幻の勝ち越し点は本当にオフサイドかは疑わしい。



何はともあれ、死のグループは決着がほぼついたが、
このEグループは終わらない。終わらせてくれない。
この激戦を牛耳るのはどのチームか。
グループリーグで燃え尽きてしまわない事を願う・・・

今日は日本VSクロアチア戦。

小笠原が出るとかどうだとか言ってるけど、
正直どうでも良い。
要は攻める気持ちが折れないか、である。

攻める気持ちはきっと見ている我々のハートを揺さぶるだろう。
今日の日本代表の試合の構えがこれからの日本の未来を映してくれる。
結果だけではない。ハートだ。



子供が真似したくなるようなサッカーを見せてくれ。
子供に“逃げ”を教えるな!!!!!

何度も言う、
「4点取られても5点取り返すサッカーをしろ!!!」
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by mau46 | 2006-06-18 20:02 | スポーツ

戦評 6月16日

○ アルゼンチンVSセルビア・モンテネグロ (6-0)

初戦を落としているセルビア・モンテネグロ。予選突破にはアルゼンチンを粉砕するしか手立てはない。
試合開始から積極的に前に出る。しかしこれはアルゼンチンにとって「飛んで火にいる夏の虫」だった。セルビア・モンテネグロは堅守でヨーロッパ予選を通過したが、この試合でそのプライドは粉砕される。アルゼンチンはわずか数人でミスのないセルビア・モンテネグロの厚いディフェンスを崩壊させてしまう。セルビア・モンテネグロの選手の目に輝きがあったのは3点目までの失点だった。あとはただ終了のホイッスルを待つだけの試合。虐殺に近い状況の中、苦痛な時間だったろう。自分の信じたディフェンスが無に帰したとき、彼らのワールドカップは終わりを告げた。

アルゼンチン唯一の心配は、今日がピークかどうかということ。今日がピークならトーナメントで勝ち進めない。
まだ伸びしろがある場合...その先は言えない。


○ オランダVSコートジボワール (2-1)

アルゼンチンをあれほど苦しめたコートジボワールに対し、オランダは開始から徹底的に攻めた。
私がオランダ優勝の条件として挙げた、ロビン=ファン=ペルシーの覚醒。
彼が先制点を奪った時オランダの勝利を予感し、立て続けにエースのファン=ニステルローイがゴールを奪った時、優勝する姿まで目に浮かんだ。前半30分過ぎまでは・・・
その後、コートジボワールはチームが変貌する。
勇者ドログバを抑えることができない。
それに呼応するように他のメンバーが蘇える。
パワーとスピードに凌駕されたオランダは喘ぐ。なされるがままに失点をされた時、オランダに戦慄が走る。恐怖はこれだけではない。
後半45分間。ボクシングで言えば、コーナーに追い詰められて滅多打ちを食らうと言った状況が続いた。ダウンも許されない。オランダのディフェンスはいつ決壊してもおかしくない状況の中、試合終了のホイッスルが鳴る。
「これくらいで勘弁してやるか・・・」
コートジボワールに許してもらったような展開だった。
コートジボワールは初戦とこの試合共に相撲で負けなかった。試合では負けたのだが、勝った方がダメージの残るような、そんな戦い方をした。コートジボワール、本当に強い。彼らは勇者である。誰も彼等を責める人はいないだろう。

唯一つ、この試合の審判の笛は少しヒステリック過ぎたように思う。あれほど笛を連呼されると選手もカリカリするし、ゲームの流れが悪くなる。カードの基準も曖昧だ。
もう少しメリハリのある裁定を求める。どうも大会全体的にオフサイドの判定も悪いような気もする。


○ メキシコVSアンゴラ (0-0)

初戦で勝ち点3を挙げているメキシコは90分間で1点をあげればよい。無理に攻撃に人数を裂く必要は無いので、守りを中心とした余裕ある攻撃ができる。
一方アンゴラは初戦のポルトガル戦で負けているので、勝ち点はどうしても欲しいところ。
このチーム同士がなかなか噛み合うはずがない。
堅いメキシコのディフェンスにアンゴラはエースのアクワにボールを集めることができない。
時折見せるメキシコの攻撃に対し、アンゴラのキーパージョアン=リカルドはファインセーブを連発する。安定感というものをこのキーパーからは感じられないのだが、今日はポイントで冴えていた。
メキシコが決着を着けにくる時間帯、アンゴラに退場者が出る。それからはメキシコの波状攻撃が続く。
そこで今日の当たり男、ジョアン=リカルドだった。
彼の魂のディフェンスで、メキシコの攻撃をしのぎきった時、アンゴラに歴史的な勝ち点1がプレゼントされた。

メキシコは支柱のハレド=ボルゲッティを前のイラン戦で欠いているため、攻撃のアクセントが無かったように思われる。
インパクト不足は否めない展開だった。



“死”のグループにある程度の決着がついた。結果は予想通りだったが、コートジボワールの強さが印象に残った。
おそらくワールドカップを見られた方のほとんどがコートジボワールの壮絶な試合に胸を打たれたのではないであろうか。
エース、ドログバの姿は“鬼”のようだった。
チームはドログバにボールを渡せば「何とかなる」と思い、ドログバもその信頼に応えた。
それほど完成度の高いチームだったように思える。

「負けて名を残す」

サムライのような魂とさわやかな潔さをもって、コートジボワールはグループリーグ敗退を決めた。

今日はチェコとイタリアが出てくる。始まるまでは厳しいグループと言われたが、チェコと生まれ変わったイタリアの強さが秀でている。
今日も芸術的なサッカーを披露してくれることは間違いない。


彼らは満腹にしてくれない。
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by mau46 | 2006-06-17 18:42 | スポーツ

戦評 6月15日

○ エクアドルVSコスタリカ (3-0)

傷ついた羽根はもうはばたけなかった。
ドイツ戦で傷ついたコスタリカは、ポーランドを粉砕して気を良くするエクアドルに歯が立たない。
絶対的なエース、ワンチョペへボールが回らない。回せてもらえない。時間と共にコスタリカは気持ちが折れていった。
高い場所(ホーム:首都キト標高2800m)でしか勝てないと揶揄されたエクアドル。天使は地上に舞い降りても戦える事を再び証明した。

○ イングランドVSトリニダード・トバゴ (2-0)

私の挙げるベッカム不要論が真実味を帯びてきたように思える。イングランドの速い展開の中、ベッカムにボールが渡った時点で時間が一度止まる。確かにこの試合では1点を挙げることができたが、トーナメントの猛者にこれは通用しない。
中盤はランパードの不調が目についたが、不調と見るやジェラードが代わって前面に飛び込みゴール。破壊力だけではブラジルを上回るかもしれない。
バックのジョン=テリーは魂のディフェンス。リオと共にこの二人から点を取るのは難しい。限界を超えたスピードで振り切るしかないのかもしれない。
それができるのはロッベン、お前だ。
トリニダード・トバゴは、それでも善戦した。見ているこちらを熱くさせるプレーは初出場と言う言葉がチープに映る。

○ スウェーデンVSパラグアイ (1-0)

互いに勝ち点3が欲しいところ。壮絶な「どつき合い」が行われるが、堅守を誇る両チームがそれを許さない。
堅守と攻撃という矛盾が、意外な好ゲームを演出する。
どちらが先に鉄の扉を突破するか、そんな戦いが続いたが、後半43分、先に膝がついたのはパラグアイだった。スウェーデン、ユングベリの飛び込みを抑える事ができなかった。
しかしパラグアイは負けて名前を残した、素晴らしいチームである。
スウェーデン、気になるのはズラタンの途中退場か。
彼の活躍無しではラーションの代表引退に花を添えることが出来ない。



やはりグループリーグ2周目となると、
チームのコンディション、モチベーションが如実に出てくる。
コスタリカは奇跡を信じたに違いないが、
ワンチョペにボールが回らないのをきっかけに、
その奇跡が夢だった事に気づいていったようだった。

イングランドはやはりベッカムは必要ないと思う。
今の相手だから通じるのだ。
しかも、昨日の髪型は矢吹丈っぽくなかったか??
これには反論も多々あるであろう。
反論がある方は是非とも書き込んで欲しい。


ついに死のグループ2周目だ。
ある意味、今日が一番大切かもしれない。

オランダの注目は敢えてロッベンを外そう。
ロビン=ファンーペルシーに重点を置きたい。
前のセルビア・モンテネグロ戦での鮮やかなアシストを思い出してもらいたい。
彼の覚醒がオランダの優勝を現実にさせる。
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by mau46 | 2006-06-16 17:51 | スポーツ

戦評 6月14日

○ スペインVSウクライナ (4-0)

時にサッカーというスポーツは審判がゲームを演出してしまう事がある。それがまさにこの試合。
着々と点数を重ねたスペインの選手がペナルティエリア内で倒された。得点は2-0の状況。審判はPKを宣告。これで3点目は確実だ。それでスペインにとっては十分な結果なのだが、審判はウクライナの選手にレッドカードを出した。しかも一発レッドだ。3-0になったうえに一人少ない状況。これではゲームのバランスが崩れてしまう。
しかし諦めないウクライナの選手に拍手を送りたい。その中で4点目をいれてとどめを刺したスペインのフェルナンド=トーレスは素晴らしい。スペインの完成度は非常に高い。しかし、今がピークであるとすれば危険だ。


○ サウジアラビアVSチュニジア (2-2)

スピード感の溢れる好試合。その中で前半にチュニジアが先制点をあげた。しかし、諦めないサウジは後半に逆転を演じてしまう。魅せられたのは、サウジ攻撃の展開の速さである。攻撃の意図がはっきりわかる。ワンツーを多彩に使用したり、サイド攻撃に重点を置いたり。その結果がこの逆転を産んだと言えよう。
しかしゲームは終わっていなかった。後半ロスタイムにサウジは地獄を見た。熾烈なアフリカ予選を突破したチュニジアは最後の1秒まで諦めない。勝ちを意識したか、足の止まりかけたサウジから奪った起死回生の同点弾。スリリングな試合でなかなか見れる試合ではないと思っていた。次の試合を見るまでは・・・


○ ドイツVSポーランド (1-0)

歴史的背景のあるチーム同士の対決。
前半は息もつかせぬ壮絶なスピード合戦。展開のあまりの早さに時間を忘れる。
ノーガードの「どつき合い」の中、後半ついにポーランドがキツくなってきた。足が止まりかけた中でドイツの怒涛の攻撃。勇敢に立ち向かい跳ね返すも、つにポーランドに退場者が・・・
ここで感動したのは、一切諦めないポーランド。一人少ない状況の中でも必死のディフェンス。キーパーのファインセーブも光る。追い詰められて集中が研ぎ澄まされた感じがする。
引き分けのにおいが感じられた後半ロスタイム。
集中が研ぎ澄まされていたのはポーランドだけではなかった。ノイビルまさかの決勝点。
ボロボロになるまで打ち合った両者はまさに英雄だった。



とまぁ、初戦を除けば好ゲームばかりだった。
しかし、ウクライナの諦めないサッカーは見てる者の胸を打ったのではないか?

いつも言うが、サッカーは「どつき合い」が面白い。
そんなサッカー、日本で見たいなぁ・・・


今日の注目はイングランドVSトリニダード・トバゴ。
前の試合で感動的な試合をしたトリニダード・トバゴと、
振るわなかったイングランド。
あのトリニダード・トバゴの勢いで正面衝突したらどうなるのか?
それともトリニダード・トバゴはただの一発屋か?
注目の一戦だ。
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by mau46 | 2006-06-15 14:44 | スポーツ

戦評 6月13日

○ 韓国VSトーゴ (2-1)

ある意味絶望感を感じさせられる試合だった。この両チームに対してではない。日本に対してだ。
スピードにもフィジカルにも勝るトーゴは先制点を奪うも、韓国のあきらめない攻撃に屈した。解説者は工夫の無い攻撃と韓国を表現したが違う。1対1を何度も仕掛け、サイドチェンジを行う。日本では全く見られなかった戦法だった。それらの姿勢は韓国を逆転に導くのに十分だった。
韓国は遠い存在になってしまったように見えた。

○ フランスVSスイス (0-0)

本番に弱いチームがまた一つ。98年ワールドカップ優勝以降、未だ大会で得点を挙げられないフランス。
そんなフランスに立ちふさがったのが、若きスイスの門番センデロス。この男がいる限りゴールはたやすくない。互いに打ち合いの試合を展開するも、すんでのところで女神にフラれてしまう。
スイスはグループリーグ突破を考えると、勝ちに等しい引き分けか。

○ ブラジルVSクロアチア (1-0)

クロアチアの攻撃は伊達じゃない。あのブラジル相手に真っ向勝負を挑んで見せた。カカのゴールは仕方ない。事故と思って諦めよう。それ以外にもブラジルゴールを脅かすこと数度。ピークをもってきていないとは言え、ブラジルをよく追い詰めた。気になるのはブラジルFW。ロナウドは足に根っこが生えたかのように動かない。いや、動けないのか・・・
表情にも冴えは見られなかった。
特筆すべきはクロアチアのプルショ。彼の独創性と勇気溢れるプレーは魅せるものがある。
両者一歩も引かない見ごたえのある試合だった。


やはり日本の事は気になってしまう。
韓国戦を見ると余計にだ。
Jリーグなんかでぬくぬくサッカーしていたら、
一生韓国に追いつけない!

あんな日本のサッカーを子供には見せられない。
あれでは夢を与えられない。
子供が目をキラキラさせて見るようなサッカーを!
負けてもカッコイイサッカーを!



さて、今日の見所はやはりチュニジアVSサウジ・・・・
いや、スペインVSウクライナだろう。

ワールドカップで優勝するには何らかのオプションが必要だ。
例えばそれはスターの誕生であったり、ラッキーボーイの出現であったり・・・
その可能性を最も秘めているのがスペインだと思う。
しかしそれは表裏一体で、可能性が眠ったまま大会終了の鐘を聞く場合もある。
スペイン躍進のキーは数人いる。
ホセ=アントニオ=レイジェス、ホアキン、セスク、シャビ、そしてフェルナンド=トーレス。
このいずれかが爆発した場合、スペインに初の栄光をもたらす可能性はあると思う。
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by mau46 | 2006-06-14 18:32 | スポーツ

戦評 6月12日

○ 日本VSオーストラリア(1-3)
下記を参照してください。

○ チェコVSアメリカ(3-0)

“ゴールの匂いがする”とはまさにこのこと。
先取点を挙げたエース、コラーを欠いたもののそれを補って余りある中盤陣営。そしてゲーム展開。
ゲーム開始は2.00mの巨人コラーをターゲットにボールを放り込む大きなサッカー。コラーがケガで交代するや、すぐにコンパクトなサッカーへ変更。ロシツキーがボールに触るだけでゴールの匂いがした。ロシツキーはチャンスと見るやすぐにシュート。豪快なミドルを叩き込む。アメリカも善戦を見せるが、チェコは「勝ち方」を知っている。日本と違って足が止まらない。ネドベドを中心に、アメリカサイドで早めのプレスをかけボールを奪い畳み掛ける。とどめももちろんロシツキー。
チェコはアメリカの闘志を打ち消す戦い方をした。
終始守りきるサッカーはしなかった。

○ イタリアVSガーナ(2-0)

伝統的な守りのサッカー「カテナチオ」。
そんなイタリアが自己改革を行った。
初出場のガーナはチャレンジャーとして果敢にイタリアに攻撃をしかける。
イタリアはそれを受けてたった。
いわゆる「どつき合い」。
一進一退の「どつき合い」の中、先制点を挙げたのはイタリアMFピルロのミドル。注目すべきはジラルディーノの動き。シュートコースに入り、絶妙なスルー。これではキーパーは反応できない。
特筆すべきは、その後イタリアは徹底的に攻めた。
1点リードを忘れたかのように攻めた。
壮絶な「どつき合い」でガーナがついに膝をついた。クホーによるバックパスのミスからの失点。これは責められない。
しかしこの勇敢な両チームの戦いは感動すら覚えた。
「どつき合い」をして負けたのなら、誰も責めるまい。
チェコと同様イタリアも勝ち方を知っている。徹底した攻撃だった。



今日は注目のブラジル登場だが、
あえて韓国VSトーゴに注視したい。

この4年間で韓国は確実にレベルアップしている。
あの過酷なアフリカ予選を勝ち上がったトーゴとどういった試合ができるのか。
そして日本との実力はどれほど開いているのか。


日本ファンは確認しておいても損はない。
本当に日本を強くしたいと願うなら・・・

我々が変わらなければ日本はもう強くならない。
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by mau46 | 2006-06-13 19:04 | スポーツ

日本VSオーストラリア戦評

1-3

本番で負けるとはこういうことである。

解説者やマスコミ達は検討違いのコメントを挙げている。

「守りきれませんでした」

それは絶対に間違いである。

「攻めきれませんでした」

こう言うべきである。

しかも試合後のナカタにも上記の事を言う始末。
ナカタの不愉快な表情が物語った。
案の定、マスコミはサッカーをわかっていない。



試合の内容を考えると、日本の攻撃はオーストラリアディフェンスを崩していない。
先制点も本来はノーゴールである。(キーパーチャージのため)
同点と同等と念頭に置き、常に攻める心持ちでいなければならなかったのだ。
あの1点は事故のようなものだった。

サッカーに良くある現象として、
試合内容で負けているチームが何故か先制している事がある。
それがかえってチームへの重荷となる。まさにそれだ。

簡単に言えば、日本は取れるときに点を取れなかった。
それに尽きるのである。

川口がファインセーブを連発したが、
同点ゴールが川口のミスというのも皮肉に見える。
あたかも神様がくれたチャンスをモノにしなかった日本へ与えた罰のように。

では日本の根本の敗因はなにか??

日本は勝ち慣れていない。
つまり「勝ち方」を知らないのである。

さらに攻撃陣は根本的な心構えが違う。
ペナルティエリア付近でボールをもらった時、
彼らはまず、“パスを出せる相手”を探しているのではないか?そんな気がする。
本来は“シュートコースを探す”から始まって、見つからない場合に“パスを出せる相手”を探すべきなのだ。

あの試合を見た人は間違っても、
「守りきれなかった」と言う考えを持たない方が良い。

何はともあれ、お尻に火が着いたのには変わりない。
チャレンジャーに気負いはいらない。
どこからでもシュートを打っていけば良い。


攻めて負けたなら、誰も文句は言わないのだ!
守って負けたなら、誰からも批判されてしまうのだ!


マスコミ、ファンがこの結果を拍手で迎えるのであれば、
日本サッカーの明日はない。
変わるのは選手ではない。見ている我々だ。
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by mau46 | 2006-06-13 10:05 | スポーツ

戦評 6月11日

○ オランダVSセルビア・モンテネグロ(1-0)

ついに登場した我等がオランダ。おそらく戦力ではブラジルに次いで2番目に強いであろう。
しかしその圧倒的な攻撃力も、“勝ち”に来ないセルビア・モンテネグロから点を取るのは容易ではない。とにかくオランダに攻めさせ守りを固めて、それからのカウンター狙いを徹底したオランダは。唯一のチャンスとも言って等しい機会をモノにした。その得点者ロッベンは世界で最もキレてるドリブラーであろう。ただし弱点もある。時折見せるディフェンスのちぐはぐさ。これがアルゼンチンやコートジボワール戦で顔を出した時、オランダファンは肝を冷やすことになるかもしれない。

○ メキシコVSイラン(3-1)

予想以上のイランの活躍。ケガ明けとは言え、カリーニなどを擁するイランの攻撃陣は高さでメキシコを圧倒する。
メキシコはエースボルヘッティをケガで失うも、後半にはリードを広げ逃げ切った。イランは集中を欠いてしまったように見えた。それを見逃さなかったメキシコは立て続けに得点し、イランの息の根を止めた。“勝ち方”よりも“倒し方”を知っている戦い方であった。

○ ポルトガルVSアンゴラ(1-0)

取り決め事が決まってしまった試合ほど退屈なものはない。
開始4分で得点したポルトガルは、前半戦のうちから1-0で勝ちきる事をチーム全員で取り決めてしまったようだった。
初出場のアンゴラの虚を突く電光石火で得点を奪うものの、その後、創造性を感じられない単調な攻撃が続き、見ているものの眠りを誘う。グループリーグは流して突破する算段だ。
クジ運の良さがオランダファンにとってはねたましい。
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by mau46 | 2006-06-13 09:20 | スポーツ


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