あの月に向かって打て



トーナメント1回戦 戦評 6月27日

○ ブラジルVSガーナ (3-0)

「圧巻!」と思ったのがロナウドの1点。
抜け出してキーパーとの1対1となったロナウドは、華麗なサイドステップでキーパーを置き去りゴールを決めた。
「走れない」「飛び込めない」「決められない」と言われ続けたロナウドが、
自分がロナウドたる証拠を世界中に証明した。

試合内容に関しては非常に退屈で、ブラジルのワガママと言うか、
「攻めたい」時に攻めて、「守りたい」時に守るという、ブラジルにとって都合の良いサッカーをガーナに付き合わせた。

実はこういった退屈な試合展開はブラジルが強いからできるものであって、サッカーの理想のカタチと言えよう。
全てを牛耳るブラジルの力。止めるのはいったい誰か。

しかしそのブラジルでも今のゲルマンを止めるのは難しいように思える。

○ フランスVSスペイン (3-1)

あしたのジョーのセリフを思い出した。

「青春を謳歌するってこととちょっと違うかもしれないが、
燃えているような充実感は今まで何度も味わってきたよ…血だらけのリング上でな…。
そこいらの連中みたいにブスブスとくすぶりながら不完全燃焼しているんじゃない…。
ほんの瞬間にせよ、まぶしいほどまっ赤に燃えあがるんだ。そしてあとにはまっ白な灰だけが残る… 燃えかすなんか残りやしない…。まっ白な灰だけだ。
そんな充実感は拳闘をやるまえにはなかったよ。
負い目や義理だけで拳闘をやってるわけじゃない、拳闘が好きなんだ。
死にものぐるいでかみあいっこする充実感が、わりとおれ、好きなんだ」

ジダンのプレーを見て、この言葉を思い出した。
ジダンは今大会を最後にサッカー人生に幕を下ろそうとしている。
このトーナメントは一発勝負。負ければその時点でジダンのプレーヤー人生は終わりを告げる。

この日のジダンは、まぶしいほど真っ赤に燃え上がっていた。
衰えを言われ続けてきたジダンとは思えない。
まるで全盛期の様な動きのキレ。そんな鬼気迫る姿に私は酔いしれた。

それに呼応するように光る輝くビエラの動き。
彼の演出する攻撃もジダンの炎に操られているようだった。

ジダンはまだまだ真っ赤に燃え盛っている。
真っ白に燃え尽きるまで。
次の相手はブラジル。
ブラジル退治の第一人者としてジダンは再び戦地に赴く。

無敵艦隊は再び沈められた。

98年フランスワールドカップのヨーロッパ予選で無敗だったスペイン。
しかし大会開催前のテストマッチでフランスのフリーキックによって無敵は止められた。
それにより調子を崩し大会のグループリーグで沈没する。
その運命のフリーキックを蹴ったのはジダン。

無敵艦隊はジダンと言うネルソン提督の生まれ変わりによって再度苦杯を舐めた。

しかしスペインは若いチームである。
おそらく南アフリカワールドカップでは、この経験をバネに大いなる活躍を見せてくれるであろうことは、
今大会で約束された。



ジダンの動きはそれほどまでにキレていた。
次のブラジルは因縁の戦いだ。
98年フランスワールドカップの決勝でフランスがブラジルを粉砕している。
歴史は繰り返されるのか。

Repeat or Revenge

こんなテーマがふさわしいのかもしれない。
[PR]
# by mau46 | 2006-06-28 13:33 | スポーツ

トーナメント1回戦 戦評 6月26日

○ イタリアVSオーストラリア (1-0)

このチームが次回W杯アジア予選に同じ組として入ってくるとは。まさに脅威である。
戦術・テクニック・フィジカルとどれをとっても申し分ない。イタリアのディフェンスの強さに今回は攻め切れなかったが、5回戦えば2回勝てるであろう実力である。(ちなみに日本は現状では0勝ですな)
しかしこの好ゲームに水を差したのが、やはり審判である。マテラッツィの一発退場にはやはり疑問が残る。
それでも一進一退の試合を繰り返した両者に決着がついたのは後半ロスタイム。
オーストラリアが与えてしまったPKであった。これをトッティが冷静に決めた。その直後にホイッスル。
W杯の怖さを知っているイタリアと、がむしゃらに突き進んだオーストラリア。
大変な好ゲームであったが、結局試合を決めたのは歴史の差であったと思う。イタリアはオーストラリアよりサッカーを知っていた。それが勝因だった。


○ ウクライナVSスイス (0-0 PK3-0)

両チーム共にケガ人を抱え、ベストコンディションが発揮できない中、ディフェンスを中心としながらも果敢に攻めるという、今大会屈指のゲームとなった。
サッカーのセオリーとして
「シュートがゴールポストやゴールバーに当たって弾かれるチームは負ける」
というのがある。今回は両チームに同じ現象があった。
ウクライナのシェフチェンコのヘッドはバーを叩き、スイスのフレイのフリーキックもバーを叩いた。
負のセオリーは両チームを行き来する。
激戦の中延長に入り、それでも決着がつかずPK戦へ。
エースのシェフチェンコがPKを外し、嫌な雰囲気に飲み込まれたが、スイスがPKを全て外してしまう。
決めて当然のPKをここまでの一流選手がことごとく外してしまうW杯に私は恐れをおぼえた。
スイスは今大会無失点でドイツを去ることとなった。
彼らは決して誰にも負けなかった。英雄はルールに破れたが、胸を張ってスイスに帰るのであろう。
大きな拍手を送りたい。
[PR]
# by mau46 | 2006-06-28 13:32 | スポーツ

トーナメント1回戦 戦評 6月25日

今日ほど戦評を書きづらい日は無い。

○ イングランドVSエクアドル (1-0)

今日はルーニーを1トップの布陣にし、中盤の人数を増やす作戦を取ったイングランド。おそらく中盤のパス回しを多くして攻撃の幅を出そうとしたエリクソン監督の狙いなのだろう。それは効果的な戦術と見た。
かたやエクアドルは勢いがある。しかし正直なところイングランドに対する勝算は少ない。
私のイングランドに対する期待はすぐに裏切られる。
なんとも退屈な試合だ。パス回しも鈍重で、キビキビとした動きも無い。スタジアムが沸いたシーンと言えば、イングランドDFジョン=テリーがボール処理を誤る最大のピンチをアシュリー=コールがすんでのところで救ったシーンだったのは皮肉的だった。
中盤は、エース級であるランパードとジェラードがいるのだが、どうも互いに譲り合っている感じがして噛み合わない。
そして単純に前方へロングボールを放り込む退屈なサッカー。
この試合唯一の得点であるイングランドの1点はベッカムのフリーキックによるもの。これがあるからなまじベッカムを外せない。しかし、もしスペクタクルの溢れるサッカーをエリクソンが目指すならベッカムを下げて、ジェラードでも右サイドに入れてみればいいかもしれない。
それにより、動きのあるサッカーが見れる気がする。
イングランド、おもしろいサッカーを見せてくれ。
あれじゃ心はシェイクされない。

○ オランダVSポルトガル (0-1)

開始早々、ポルトガルのクリスティアーノ=ロナウドが削られる(ファールを受ける)。それが元で交代を余儀なくされた。正直このファールで嫌な予感がしたのは私だけではないであろう。
ゲームは大荒れの様相を呈していた。
結局両チーム通じて2人づつの退場者を出す結果となった。
しかし私が再三言い続けてきた、審判の裁定基準の曖昧さが再び出てしまった。審判がゲームを締めていたなら、これほど荒れはしなかっただろう。オランダ選手の退場も納得のいく裁定ではなかった。それがオランダの敗因とは言わないが、しっかりとした判断基準を持ってもらわなければ、ワールドカップの質の低下になってしまう。
ポルトガルの先制は見事でマニシェの冷静なゴールだった。
その後オランダは一人少ないポルトガルに対して、圧倒的な攻撃を見せるのだが、敗因はその攻撃の仕方にあると思う。
数的有利があるのにも関わらず前方でパス回しが行われない。冷静にパスを回して、ポルトガルのディフェンスに穴が空くのを待てないのだ。そして外側からシュート。こぼれ球を拾われる。そんな単調なサッカーになってしまった。
ポルトガルにとっては多少遠くから打たれる方が、パスを回されるよりよほど楽だったに違いない。その工夫のない攻撃が最大の敗因だった。
また、退場による突発的な選手交代もあったため、効果的な攻撃オプションを投入できなかったのも原因の一つである。

しかし、大荒れに荒れた試合の勝者は無傷では済まされない。
多くの退場者負傷者を出したポルトガルは、次のイングランドとの戦い前から負けているもかもしれない。


とまぁ、自分の心の傷をえぐるような戦評だった。
とは言えオランダはまだ若いチーム。
この敗戦がきっとチームを強くするに違いない。

しかし、オランダに削られたクリスティアーノは次戦の出場が微妙との事。それはたいへん気の毒な話である。
交代してベンチに下がったクリスティアーノの目は赤く染まっていた。
そう言えば彼の目が赤く染まったシーンを別に見たことがある。それはユーロ2004の決勝。
地元開催だったポルトガルの優勝は約束されたようなものだった。意気揚々と決勝戦まで進んだポルトガルを粉砕したのは伏兵ギリシャ。
敗れたポルトガル。そのピッチの中でクリスティアーノは公然と泣いた。泣きじゃくっていた。
その彼の姿を見て私は彼の覚醒を予感した。
それが現実となり、今日も彼はくやしさで目を赤く染めた。
もし次戦に出場できない重荷を彼に課した場合、私は彼の成長に恐怖する。

次はどんな男になって私の前に姿を現してくれるのであろうか。
クリスティアーノはそんな男である。
[PR]
# by mau46 | 2006-06-26 22:44 | スポーツ

トーナメント1回戦 戦評 6月24日

ついに始まったトーナメント。
グループリーグとは違って、これからが真のワールドカップと言えよう。
このノックアウト方式の中で、真価が問われる今までの4年間。
両方の目ン玉おっぴろげて見るべし!!


○ ドイツVSスウェーデン (2-0)

試合をおうごとに進化していくチームがある。それは大会において重要な役割を果たすことがある。もしくは優勝するか・・・ 今回のドイツはまさにそれが言えよう。
開催国のプレッシャーをまるで感じさせない開始4分でのゴール。選手の活き活きとした動きがスウェーデンに本来のサッカーをさせない。そして立て続けの追加点。スウェーデンの悲劇はそれだけでない。前半も終わる頃、退場者を出してしまう。
これ以上無いダメージである。この退場にはいささか審判の厳しすぎる判定もあったのだが・・・
しかし私が言い続けてきた、「いつも良い試合をするスウェーデン」は見せ場を作る。後半すぐにPKをもらう大チャンス。これは退場にさせた審判のはからいとも取れるものだった。
ここでエースのラーションがPKを失敗したことにより、スウェーデンの逆転の構図がもろくも崩れ去ることとなり、ストライカーのイブラヒモビッチを下げたことで、チームの火が消えてしまったことを証明した。
このドイツは強い。彼らは今、どことやっても勝てる自信があるのではないか。狙うは4年前の宿敵、セレソン(ブラジル代表)である。

○ アルゼンチンVSメキシコ (2-1)

誰もが予想しなかったメキシコの先制点。それによりゲームは非常に面白くなった。メキシコはこの日のために調整してきたであろうボルヘッティを中心にアルゼンチンゴールを脅かす。
皮肉にもその後すぐにボルヘッティの自殺点にも思えるゴールでアルゼンチンが同点。一進一退のテクニック合戦はそのまま延長戦に突入。
メキシコの質の高いプレーも特筆に値する。日本人とさほど体格も変わらないので吸収できる所が多々あるハズである。また一つ一つのプレーも丁寧なのも好感の持てるチームである。
メキシコのプレスが段々と疲労のために弱くなってきたところで、マキシ=ロドリゲスのクロスボールを胸でトラップ、そのままダイレクトボレーという、ボールを一度も地面に落とさずにゴールするという神業を見せた時、メキシコの夢は打ち砕かれた。
この試合を見てドイツはどう思ったか。
延長戦の疲労を考えると、笑ったのはドイツだろう。




テレビでは、アルゼンチン対メキシコを「今大会初の延長戦」と言っていたが、本当にバカ丸出しである。
グループリーグは延長は元々無い。
そしてトーナメント2戦目で延長なのだから、可能性で言えば50%なのである。
細かい事かもしれないが、そんな程度の知識しかないマスコミの報道に惑わされないように!

しかしこのアルゼンチンの勝利は予想以上にスタミナを消費したのかもしれない。その中で余裕を持って勝利したドイツは、アルゼンチンに対してアドバンテージを持ったと言えよう。

しかし今のドイツは強い。仮にディフェンスでミスがあっても、すぐにキャプテンのバラックが大きな声で修正する。非常にオトナのチームなのである。
次のドイツとアルゼンチンの対決は目が離せない。
[PR]
# by mau46 | 2006-06-25 20:15 | スポーツ

戦評 6月23日

最近スタミナが切れてきました。
試合を見ながら夢の世界へ誘われることも多くなり。
なかなか戦評をお伝えすることもままならなく・・・

すんません。

○ サウジアラビアVSスペイン (0-1)

申し訳ありません。観戦しておりません。

○ ウクライナVSチュニジア (1-0)

申し訳ありません。シェフチェンコの恐ろしい程冷静なPKを決めた瞬間しか記憶にありません。しかし、初戦を4失点で落としたチームとは思えない連勝で、決勝トーナメントに勝ち進んだウクライナのファイティングスピリットには拍手を送りたい。
世界の誰もが初戦を見ればウクライナのワールドカップは終わったと思うであろう。当人達を除いては・・・
日本に彼らの魂の半分でもあれば、あるいは・・・


○ フランスVSトーゴ (2-0)

既にグループリーグ敗退を決めているトーゴと決勝トーナメント出場を目指すフランスとの対決。
トーゴにはいつもポテンシャルを感じるのだが、彼らの場合は少々無理な状況でもシュートを打てたりディフェンスができてしまったりする。
これはもちろん彼らの身体能力の高さに起因するものだが、如何せんそれに頼りすぎているため、攻撃や防御に戦術的工夫が見られない。少し冷静にプランを練れば、非常にやっかいなチームになると思うのだが・・・
今日のフランスはパトリック=ヴィエラが光った。2点とも彼が絡んでいる。
高いフィジカル能力と、やわらかいボールタッチ、そして光るインテリジェンスで、この日最高のパフォーマンスを見せてくれた。
彼の活躍はジダンの寿命を延ばしてくれた。

○ スイスVS韓国 (2-0)

申し訳ありません。観戦しておりません。


グループリーグが終了したわけだが全体を通じてみて思ったのが、
「審判の裁定の統一化がされていない」
と感じた。
それは警告もそうなのだが、特にオフサイドである。

もちろん、“ミスジャッジ”がゲームをおもしろくさせる事も多々ある。
しかし、オフサイドのジャッジはチームの明暗を分けることもある。
今年オフサイドの定義が修正され、
「攻撃選手の身体の一部でもディフェンスラインから出ていた場合オフサイドとする」
となってしまったため、非常にシビアなものになってしまった。

つまり審判側もどこからどこまでがオン・オフサイドが統一化が図れないのではないか。

大会中に修正されるものではないと思うが、
皆様もこれからオフサイドの判定の基準の曖昧さを頭に置きながら観戦していただきたい。
[PR]
# by mau46 | 2006-06-24 21:56 | スポーツ

戦評 6月22日

○ チェコVSイタリア (0-2)

あのチェコが・・・そんな印象である。今回はケガ出場が危ぶまれていたバロシュを出場させたチェコ。しかしバロシュのパフォーマンスは発揮されない。
そして考えられないような高い打点のヘッドでイタリアが先制。
皆さんに見ていただきたいのは、イタリア2点目のフィリポ=インザーギ(通称ピッポ)である。彼のスタイルは貪欲だ。100回オフサイドを取られても、101回目で決める。そんな精神力・攻撃性を持っている。そんなタフな精神力を持った選手が日本の土壌で育つのか・・・それは難しいが、彼の動きには目を見張るものがある。ボールを持っていない状況でも絶えず動き回り、相手DFをかく乱する。結果オフサイドになってもへこたれない。結局はDFが音を上げてしまうのだ。
彼は89分間眠っていても1分間で仕事をするタイプである。
日本にもこんな突然変異を期待する・・・・

○ ガーナVSアメリカ (2-1)

申し訳ありません。観戦しておりません。

○ オーストラリアVSクロアチア (2-2)

申し訳ありません。観戦しておりません。

○ ブラジルVS日本 (1-4)

絶不調のロナウドの踏み台にされてしまった日本DF。
時折見せるロナウドのサイドステップに中澤・坪井は対応できない。
川口が仕事をしていると言うことは、それだけシュートを打たれていると言うこと。
前半終了間際の同点ゴールは、完全にDFのミス。ボールだけを見て、ブラジル選手を見ていないボーンヘッドである。
そんな幼稚なサッカーでは世界は認めてくれない。
注目はブラジル勝ち越し点を挙げた、ジュニーニョ=フェンルナンブカーノである。
世の中フリーキックはベッカムやロベルト=カルロスだ(え?中村も??)と思っているだろうが、実は世界最高は彼だと思う。
完全な無回転。魔球である。なぜ魔球かといえば、ボールは回転することによって空気抵抗を少なくして飛んでいく。
しかし回転が少なければ、それだけ空気抵抗をボールは受けてしまう。その分、風や大気の流れでボールは気ままに変化する。
そしてジュニーニョ=フェンルナンブカーノのキックだ。
彼の蹴ったボールは『無回転』である。

ジュニーニョのミドルシュートを見て、
「何故川口は止められなかったか!」
と言う人も多かったであろうが、あれは川口が気の毒である。
当事者には考えられないような変化(ボールが揺れる)でゴールに向かってくる。世界であれほど美しい無回転を蹴れる選手はジュニーニョ=フェンルナンブカーノ以外にないであろう。

彼はフランスリーグ、リヨンの中心選手でリーグ5連覇の立役者である。

悲しいかな、
セレソン(ブラジル代表)では、彼は控えなのである。

最後にGKの控えも出されてしまった日本。
これほどの屈辱はない。
ブラジルのカードが余りきった証拠である。

稲本。何故使われない・・・
お前のあふれ出るポテンシャルは、
かならずヨーロッパで華を咲かせるハズだ。
[PR]
# by mau46 | 2006-06-23 19:12 | スポーツ

戦評 6月21日

○ ポルトガルVSメキシコ (2-1)

ポルトガルが1位通過を決めた試合だが、正直言ってクリティアーノ=ロナウドとデコの出ないポルトガルに迫力を感じない。魂のこもった試合とは言いづらかったのではないか。

○ イランVSアンゴラ (1-1)

申し訳ありません。観戦しておりません。

○ オランダVSアルゼンチン (0-0)

互いにグループリーグの突破を決めている状況で、トーナメントで対戦するであろう他のグループリーグの結果もわからない。そんな中でリスクを犯して試合をする愚か者はいない。
つまり互いに傷つかないようにある程度の“紳士協定”は暗黙のうちに結ばれていたように思える。
その中で注目がリケルメだ。彼のボールキープ力は異次元の世界にある。そしてメッシのキープ力。
この二人のキープは根本的に違う性質を持っている。
リケルメは足の裏でキープするが、メッシは足からボールが離れない状態で動きながらキープする。
つまりリケルメに対するアプローチではメッシからボールを奪うことは出来ないし、逆もまた然りなのである。DFの苦労が計り知れよう。
それに引き換えオランダはロッベンがいない中、攻撃のオプションが少ないことが露呈してしまった。サイドからの切り崩し等をこれから考えていく必要があるであろう。

○ コートジボワールVSセルビア・モンテネグロ (3-2)

申し訳ありません。観戦しておりません。



オランダ対アルゼンチンを凡戦と見る人もいるが、
私は収穫のある試合だと思った。
オランダの攻撃のオプションを増やすために戦術を練ることができる時間を与えてもらったと思う。
さらにコートジボワールで見せたディフェンスの脆さもアルゼンチン相手に効果的に機能させていたと考えている。
まぁ、アルゼンチンがリスクを負って崩しにきていないのも事実だが・・・

何はともあれ、ワールドカップはトーナメントからである。
グループリーグで見つけた修正点をどのチームも改善して、
できればベストの状態で挑んでもらいたい。
[PR]
# by mau46 | 2006-06-23 19:11 | スポーツ

ブラジル対日本 戦評

さて、どこから書けばいいのか・・・

今回は表題を敢えて逆に書いてみた。
胸を借りるという意味で。

最終戦になり大幅にメンバーを変えてきた日本。
中盤の底に稲本を投入した。

ブラジルの強烈なプレッシャーには、
フィジカルがタフな選手が良い。
いや、むしろ稲本しか考えられない。

確かに稲本は所属するチームで出場する機会が少ないのかもしれない。
しかしJリーグでいるよりは、その何倍もタフな経験をしているハズだ。
皮肉にも稲本は機能してしまう。

この試合では完全にDFの脆さが露呈してしまった。
大会前、大会中に、
「得点力不足」「FW不足」
が危ぶまれたが本当は、
『DF』不足だったのではないか?

フィジカルや動きに対応できない。
完全に調整不足のロナウドについていけない。
簡単に振り切られてしまうDFがいる。

前半終了間際の失点は完全にレベルの低さを暴露されてしまった。
集中の切れた時間にボールだけを追うディフェンス。
オフサイドを取れる機会に取りにいかない。

間違っても、
「宮本がいればそんな事はなかった・・・」
とは考えないでいただきたい。一緒である。

しかし日本の得点は評価できよう。
どのテレビでも言わないが、
あの得点の特筆すべき点は稲本のサイドチェンジである。
もちろんDFから“消えた”玉田の動きも申し分ない。
日本でサイドチェンジを試みたのはナカタと稲本だけである。

Jリーグの選手はサイドチェンジを知らない。
知らなくても点が入るのであろう。

私は心の奥底で日本に勝ってもらいたいとは思わなかった。
むしろこてんぱんに負けて欲しいと思ってた。
非国民と言う人もいるだろうが、それはサッカーを知らない者であろう。

日本サッカーは“勝ち”の喜びを知らない。
なんとなく“勝ち”は良い具合に与えられる漠然としたものだと考えているのではないか?

低いレベルのJリーグやアジア予選。
日本はなんとなく勝ててしまうのだ。

そんな中で泥水を飲む勢いで“勝ち”をもぎ取る“執念”が育たない。
2002年W杯が最大の要因だった。なんとなく簡単に決勝トーナメントに進んでしまった。

そして次回W杯から、アジア予選はオーストラリアが加わる。
正直日本は出場できないかもしれない。
いや、本気で強くなるためには出場できない方が良いのかもしれない。

まだまだ田舎者の日本にはW杯という高貴な女性は早すぎた。

キーパーまで控えにされてしまう屈辱を私は初めて見た。
[PR]
# by mau46 | 2006-06-23 15:38 | スポーツ

戦評 6月20日

一日4試合になって、さすがに全試合を観ることが困難となってしまった。
観もしていない試合の評価もできないので、そこは割愛させていただきます。ご容赦下さい。

○ コスタリカVSポーランド (1-2)

申し訳ありません。コスタリカ、ゴメスのフリーキックしかみておりません。

○ エクアドルVSドイツ (0-3)

グループリーグを突破して本懐を遂げたチームと、常に勝ちを期待されているチームとのモティベーションの差が出た試合だった。
特筆はドイツ2点目。バラックのラストパスだ。相手DFにプレッシャーをかけられながら、バックラインの裏へ出すバックスピンをかけた優しいパス。
これがセンスというものなのであろう。自分は厳しい状況にいながらも、味方がとりやすいパスを供給する。厳しいリーグの中で鍛えられた選手の一瞬のプレーに感嘆した。
ドイツは試合を追うごとに強くなっている感じがする。
まだピークは迎えていない。

○ パラグアイVSトリニダード・トバゴ (2-0)

申し訳ありません。観戦しておりません。

○ スウェーデンVSイングランド (2-2)

今までと違って、戦法を変えてきたイングランド。
過去2戦はベッカムを中心としたクロスをペナルティエリアに放り込む、いわば“簡単なサッカー”。
今回はそれの通じる相手と思わなかったのか、比較的真ん中でジョー=コールとランパードの突破を中心としたサッカーを披露した。
前から指摘していたが、ベッカム中心のサッカーだと攻撃のリズムが一度止まってしまう。そのルーティンがいずれは通じなくなるのは明白で、監督のエリクソンもそれに対する回答をこの試合で見せたのであろう。
案の定、躍動感のあるプレーでテンポが良い。今まで眠っていたランパードが目覚めてきたように見えた。
38年間スウェーデンに勝てなかったイングランドに勝ちが見えた時、曲者ラーションが後半45分に同点ゴールを決める。
それにしてもスウェーデンはどことやっても面白い試合をする。
しかしそれは圧倒して相手をねじ伏せるサッカーができないということ。つまりそれでは優勝を狙うのにはアクセントが足りないということだ。
個人的にはスウェーデンのサッカーは好きである。
観ている者を熱くするサッカーは気持ちの良いものだ。
[PR]
# by mau46 | 2006-06-22 13:27 | スポーツ

戦評 6月19日

○ トーゴVSスイス (0-2)

アフリカンサッカーは身体能力を活かす、我々には到底不可能なサッカーを披露する。それは多いな魅力であり、ダイナミックさには目を奪われる。
しかしその身体能力に頼るサッカーのため、戦術的な部分で稚拙さが顔を出すことも多い。
それが一点目の失点だ。スイスのクロス(センタリング)をあげる選手とゴール前にいる選手に目を奪われ、逆サイドから上がってきていた選手に目がいかない。結局その選手にクロスを折り返されゴール前の選手が得点。ボールとボールを持った選手を追ってしまうのが弱点だ。その後も追加点を許しトーゴは散ったが、アデバヨールなどの非常に高いポテンシャルを持った選手はまたもう一度見たくなる。可能性の宝庫である。

○ サウジアラビアVSウクライナ (0-4)

スペインに誇りを打ち砕かれたウクライナ。しかしむしろあの敗戦はウクライナの闘志に火を着けてしまっただけだった。
それはエースのシェフチェンコを目覚めさせるのに十分な刺激だったようだ。試合開始から彼らの目は違った。FWもDFも関係なく、強烈なプレスをかけサウジからボールを略奪する。中でもヴォローニンの運動力が目を惹いた。スペイン戦での4失点完封負けをチャラにする勝利。サウジはウクライナの迫力に圧倒されてしまった。しかし彼らの運動量も素晴らしく。アジア代表たる所以を見せてくれた。

○ スペインVSチュニジア (3-1)

まさかの試合開始8分でのチュニジアのゴール。
出鼻をくじかれたスペインはいつもの姿が顔を出す。
「弱虫スペイン」
彼らは大舞台で活躍できない運命にあった。無敵で予選を突破しても本戦で簡単に敗退してしまう。
そんな弱虫が顔を出しかけたが、今回は違った。
後半突入と同時にルイス=アラゴネス監督はより攻撃的な選手を一気に2人投入する。そして続けて同じく攻撃的選手を投入。このダイナミックな選手の交代が功を奏した。
今までのスペインを脱却する逆転勝ち。
2点目は圧巻だった。18歳のセスクから21歳のフェルナンド=トーレスへ。スペインの新星のゴールは明るい未来を照らしてくれた。
スペイン、ひょっとしたらひょっとするかもしれない。
弱虫さえ顔を出さなければ・・・



ウクライナの闘志。スペインの大胆な選手交代からの逆転劇。
どのチームにもあるのが、「勝ちたい気持ち」である。
そこに勝利が見えるから彼らはいつも以上の力を発揮する。

彼らは勝ちにハングリーなのだ。いつでも空腹なのである。
日本にその意志があるか?韓国のように諦めないサッカーをする『ど根性』があるか?
試合しながらエクスキューズを考えていないことを望む。

今日から1日4試合の日程に突入する。
物理的に観れない試合も出てくる。
非常に困ったものだ。
[PR]
# by mau46 | 2006-06-22 13:01 | スポーツ


スポーツに関するコラムを書いてます。
カテゴリ
全体
スポーツ
ロンドン旅日記
シンガポール旅日記
香港旅日記
未分類
以前の記事
フォロー中のブログ
最新のトラックバック
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧